■ロタウイルスは乳幼児の急性重症胃腸炎の主な原因です．毎年多くの乳幼児が罹患し，脱水の進行やけいれんなどの重症化で入院となる場合も少なくありません．ロタウイルスワクチンを経口投与することにより，ロタウイルス胃腸炎を9割以上防ぐことができます．

■ロタウイルスワクチンには現在2種類あります．MSD株式会社のロタテックとグラクソスミスクライン株式会社のロタリックスです．いずれも接種方法は経口投与で，生後6週から投与できます．ロタテックは生後6週から32週までに4週以上の間隔をおいて3回接種します．ロタリックスは生後6週から24週までに4週以上の間隔をおいて2回接種します．いずれも初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されています．

■接種料金は直接スタッフにお尋ね下さい．電話でのお問い合わせには対応していません．

■生ワクチンですので，本ワクチン接種後の4週間は他のワクチンの接種ができません．生後6か月までの期間は重要なワクチンをたくさん接種しなければいけませんので，このワクチンを投与する場合は，他のワクチンとの同時接種を強くお勧めします．

・ロタテック予診票

・ロタテック説明書

・ロタリックス予診票

・ロタリックス説明書

■当クリニックではロタテック，ロタリックスとも接種可能です．どちらを選択されるかはスタッフにご相談下さい．